【非上場会社 株式 売却事例】山本一郎(仮名)様:再生可能エネルギー発電機器の製造・販売業、約25%の少数株主

自己紹介

山本一郎(仮名)です。地方都市で会社経営をしております。10年ほど前にあるベンチャー企業に出資しました。その会社は、最近事業が軌道に乗り利益が出せるようになりました。すると社長は会社の費用でポルシェに乗るようになり、役員報酬を年間2億円も取るようになりました。他の役員のおよそ20倍近くです。株主に対しては無配当のままです。私は株を25%保有する大株主として社長に「会社を私物化せぬように」と諫言しました。すると社長は烈火のごとく怒りました。そこでもはやこの会社の株主ではいられないと決意しました。

牛島総合法律事務所に依頼したきっかけ

 ある日、日経新聞で弁護士牛島信著の「少数株主」の書籍の宣伝を見ました。すぐにピンときて、早速アマゾンで本を注文し読みました。なるほどと思い、その牛島弁護士に私の持ち株の売却を依頼したいと思い、早速連絡をしました。

牛島総合法律事務所の対応は申し分ありませんでした

 事務所に連絡したところ、牛島先生に会っていただくことができました。若い2名の弁護士先生とともに丁寧に経過を聞いていたくことができ、依頼を引き受けていただきました。なお、牛島総合法律事務所は東京の一等地にある立派なビルにあり、このような立派な事務所を構える弁護士さんなら安心と思いました。

 この事務所はWEBの案内を見ても明らかなように、交通事故、離婚などを取り扱ういわゆる街の弁護士事務所ではなく、高度な民事、商事、会社事件を扱う専門事務所です。一般の人には敷居が高い事務所です。

 私の依頼には会社法に詳しい2名の先生に担当していただきました。2名とも少数株主対策に豊富な経験をお持ちで、このような先生には地方では会ったことがありません。私の質問にも丁寧に答えていただきました。なお先生との仕事上のやり取りは電話、メール、オンラインなどで事足り、ほとんど上京したことはありませんでした。

 2名の先生は、私が田舎者のせいか、少し上品すぎるような気もしましたが、仕事ぶりは申し分ありませんでした。もう少し積極的であってもよかったような気もしますが、それは私がこのような経験がなかったから感じただけかもしれません。先生たちはあくまで法令遵守のうえで、適正に対応してくれました。

弁護士費用について

 通常の弁護士先生に支払うように、一流弁護士の先生を着手料及び成功報酬の2本建てで支払うとなると、着手料だけでも極めて高額となります。おそらく田舎の中小企業ではお支払いできませんので、依頼することができず、泣き寝入りせざるを得なかったと思います。

私の場合には着手料なしの成功報酬のみで契約していただきました。ですから弁護士費用については非常に助かりました。目的が達成できるまでは報酬は無しでよい、ということでしたので、もしこの事案が成功しなかったら弁護士先生に申し訳ないと心配しておりました。

成功報酬の金額もリーズナブルで十分に納得できるものでした。TVで宣伝していた過払い金訴訟を担当する一部の弁護士は、金儲け主義で過大な成功報酬を請求するようですが、牛島総合法律事務所は全く違いました。

事件の終結について

 最終的に私の持ち株を3億円で買い取ってもらうことができました。会社の業績からしたら、もっと高額であってもよかったような気がしますが、あまり欲を出さないことが、裁判によらず事件の解決につながったような気がします。株は売るのが惜しい価格で売却するのが事件解決に必要と考えます。売るのが惜しい金額だから買う人が現れるのです。

最後に

私もそうでしたが、少数株主が幾ら適切な会社運営を求めても、それが取り入れられることは多くなく、実際に株主としての権利を行使することは困難なことが少なくありません。私は、長年会社に自分の意見を無視され続けてきました。また、非上場会社の株式を売却することもできないと思っていました。

しかし、牛島総合法律事務所に依頼した途端、会社が真摯に対応し始め、最終的に非上場会社の株式を売却することもできました。

牛島総合法律事務所へ依頼できて本当に良かったと心から思います。