【非上場会社 株式 売却事例】大野聡(仮名)様の喜びの声:電子部品製造業、約17%の少数株主

自己紹介

地方在住の80歳代の男性です。既に仕事は引退しており、妻と2人で暮らしています。

私は、電子部品メーカーに就職しましたが、30代の時に同僚とともに独立し、電子部品の製造会社を設立しました。会社設立後は、私は、昼夜を問わず死に物狂いで働き、その甲斐もあり、私の会社は、小さいながらも高い技術力と安定した品質が業界で知られるまでに成長しました。その後、私以外の創業者は会社を離れましたが、私は、社長として、会社のさらなる発展に全力を注ぎました。ところが、ある年の株主総会で、私は突然会社の社長を退任させられました。私は、この事件がきっかけで、会社の社長から約17%の株式を保有する一少数株主となってしまったのです。私は持分割合でいえば第2位の株主でしたが、約17%の株式では会社の経営に対して発言権を持つことができず、ただ僅かな配当を受け取るだけの日々が約15年続きました。

牛島総合法律事務所に依頼したきっかけ

私は、年齢が80歳に近づいてきた頃、会社の株式の相続のことが気になり、私が生きている間に会社の株式を適切な値段で売却したいと思うようになりました。そこで、私はまず地元の証券会社に相談したところ、税務のコンサルティング会社を紹介されました。そこで私は、コンサルティング会社と相談して、会社に対して、私の希望する株価で買い取って欲しい旨を伝えましたが、会社は全く真剣に対応してくれませんでした。会社から示された買取金額は驚くほど安く、約30年にわたって会社の成長に貢献してきた創業者に対する現経営陣の心ない態度に大変落胆しました。

こうして、私が会社の株式の売却を諦めかけていたある日、私が新聞を読んでいると、一つの新聞広告が目に留まりました。それは、牛島弁護士が執筆された、「少数株主」という本の広告でした。私は、早速この本を買って読みましたが、この本はまさに私のことを書いているのではないかと思うほど内容に深く共感し、この法律事務所であれば私の株式のことも何とかしてくれるのではないかと思い、牛島総合法律事務所に連絡をすることにしたのです。

迅速丁寧な牛島総合法律事務所の対応

私が牛島総合法律事務所にメールを送ったところ、藤井先生から直ぐに返事があり、その後電話で非常に丁寧に応対してくださいました。藤井先生がいくつか資料を見たいと仰ったので、私が資料を送らせていただいたところ、直ぐに牛島先生、藤井先生、川村先生、辻先生と面談させていただくことができました。面談では、非上場会社の少数株主が不当に扱われていること、先生方としては、そのような株主間の不公平な状態を変えていく必要があることを熱心にお話いただきました。また、少数株式の売却は容易でないけれども、牛島総合法律事務所は同種の事案を多く取り扱っており、私の件でも、納得のいく結果を得られるよう全力を尽くすと言って下さいました。

私は、非上場会社の少数株主の地位を向上させたいという牛島総合法律事務所の理念に深く共感を覚えるとともに、私の件についても、この事務所に依頼すればきっと安心だろうと思い、お願いいたしました。

牛島総合法律事務所のプロの仕事

私が最初に驚いたのは、牛島総合法律事務所が私の代理人になった途端、会社の態度が変わったことです。会社は、牛島総合法律事務所が連絡すると、直ぐに有名な東京の法律事務所を代理人に立て、真剣に株式の売買交渉をするようになりました。私は、代理人が変わっただけでこれほどまでに相手の態度が変わるとは思ってもみなかったので、代理人の重要性を痛感しました。

結局代理人間の交渉ではまとまらず、この件は裁判になりましたが、牛島総合法律事務所の裁判での仕事ぶりは目を見張るものがありました。法律の素人である私から見ても、牛島総合法律事務所が作成する裁判所提出書面は、内容が充実していました。図表を入れるなど素人でも読みやすいように随所に工夫が施されており、相手方作成のものと比較してどちらが理解しやすいか一目瞭然でした。

また、牛島総合法律事務所の弁護士は皆さん仕事熱心で、私が分からない点を質問したときは、夜遅くても、また場合によっては土日であっても、メールや電話で親切に回答してくださいました。そのため、私は終始安心して裁判を任せることができました。私は地方在住で、遠方の法律事務所に依頼することが不安でしたが、実際に牛島総合法律事務所を訪ねて面談した回数は数えるほどで、あとは、ウェブ会議や電話での打ち合わせ、また地元の裁判所に来ていただいた際に面談していただくことで対応していただき、大変助かりました。特に、裁判の終盤はコロナ禍になり、面談する機会が持てなかったのですが、牛島総合法律事務所はいち早くウェブ会議を取り入れ、和解等に関する大切な打ち合わせには、必ずウェブ会議を用いて顔を見ながら説明してくださったのがありがたかったです。企業であるか個人であるかを問わず、依頼者一人一人に真摯に向き合ってくださる牛島総合法律事務所の仕事はまさにプロの仕事であり、どなたでも信頼していただけると思います。

弁護士費用について

牛島総合法律事務所は主に企業からの依頼を取り扱う法律事務所なので、私は、報酬を支払うことができるだろうかと心配していましたが、藤井先生からは、私が依頼するにあたっての着手金等の経済的負担は不要であり、報酬は株式を売却することができた場合に成功報酬で支払うということでよいと言っていただきました。

牛島総合法律事務所のような法律事務所であれば、通常は時間制か、ある程度まとまった着手金を当初の段階でお支払するものだと思っていましたので、私は大変驚くとともに、少数株主の地位を向上させたいという牛島法律事務所の先生方の想いがこのようなところにも表れているのだと感心しました。

非上場株式の売却代金

裁判は1年半ほどかかりましたが、最終的には、和解によって、納得できる金額で株式を売却することができました。ちなみに、この金額は、最初にコンサルティング会社を通じて交渉した際に会社から提示された金額の約8倍にも及ぶものでした。

先生方から聞いたところでは、裁判所は、私の立場をよく理解してくれており、裁判所が提示した和解案はこれまでの実務から見て非常に画期的なものだということでした。

こうして、私は無事に株式を売却することができ、子供達が相続の際に困ることもなくなり、私は今心からほっとしています。

牛島総合法律事務所に依頼していなかったたら、今も会社の株式のことで頭を悩ませていたと思うと、あの時「少数株主」の広告に出会うことができたのは本当に幸運であったと思っています。

少数株式の売却でお困りの方や、少数株式の売却を検討されたけれども依頼を躊躇されている方へ

非上場会社の株式を売却することは非常に困難であり、正しいところに相談しないと、買い叩かれてしまいかねません。また、相談するところによっては、相手にしてくれないこともあります。

私も、一度税務コンサルティング会社に依頼しましたが、残念ながら上手くいかず、諦めかけていました。

ところが、牛島総合法律事務所に相談した途端、会社の対応が変わり、最終的には裁判所において納得できる金額での和解をすることができました。他の法律事務所等に一度相談して上手くいかなかった方も、牛島総合法律事務所に依頼すれば、私のように納得のいく金額での処分が可能になると思います。ただし、非上場株式は会社が買い取るか第三者が買い取るかによって通常は税負担が大きく変わってきますので、その点についてはご留意いただければと思います。

以上

担当弁護士の感想

ご相談者は、創業40年以上の業界ではよく知られたメーカーの創業者の方で、会社の株式を約17%お持ちでした。しかしながら、部下のクーデターによって社長を退任させられることになって以降は、一少数株主として僅かな配当を得ることしかできず、株式の売却を打診していたところ、かなり低い金額の提示がされたという事案でした。

一度コンサルティング会社を通して株式の売却の打診を行っていたこともあり、納得できる金額での株式の売却は容易ではありませんでしたが、ご相談者のためにできることは全てさせていただき、裁判所に対しても誠心誠意当方の立場を説明しました。その結果、裁判所から十分な理解を得られることができ、これまでの実務にはなかった画期的な和解案を提案してもらうことができました。

「クライアントが弁護士であれば何をしたいか」という考えに立って全力を尽くしたことが良い結果につながったものと考えています。

どんなに困難に思える状況にあっても、諦めることなく是非一度当事務所までご相談ください。