自己紹介

 私は約50年前に夫と結婚して小さな喫茶店を始めました。2店目の出店を機に法人化し、時代の波に乗ることができたこともあり、百貨店にも出店するなど会社は順調に推移しました。
 しかし店舗も増え20年もたった頃、社長(夫)は会社に意欲を無くしはじめ出社しなくなりました。
 店のコンセプト・ブランド名は私のアイデアですし、経理もみていたので、会社として対外的に困る事はありませんでした。代表取締役となり会社を守っていましたが、1年くらいたった頃、突然夫(社長)が会社に戻ってきました。やっと戻ってくれたと安堵したのも束の間、夫は私に離婚訴訟と私の取締役解任を突きつけてきました。
 持株比率をもってしての私の取締役解任は争う術がありませんでした。会社からの放逐です。

牛島総合法律事務所に依頼したきっかけ

 それから30年、会社は取引先銀行を通じて私の株式の買い取りを打診してきました。金額はその前年になされた社長一族間の株式買い取り価格の半分でした。私の息子は社長の長男です。息子を思えば一族間と同様の株価であるべきではないかと思い、納得できず返事はしませんでした。
 しかしその3カ月後、今度は社長から息子に「お母さんの相続税がかかるぞ、払えるのか」と脅しがありました。対象の会社の実権を握っているのは息子の実父です。それ相応に買い取り出来る筈ではと思いました。
 息子から話を聞き、私は株式の売却を決心しました。息子に負の遺産を遺してはいけないと思ったのです。
 しかし買い取らなくてもいいんだという会社のスタンスでは株価の合意は難しいと感じ、そこで以前目にした牛島信先生の「少数株主」という本を思い出して再度読み返しました。
 牛島先生ならきっと納得のいく結果を引き出して頂けると確信しました。

事務所の対応

 牛島総合法律事務所に連絡すると、しばらくして藤井先生からお電話をいただきました。その後は東京の事務所に出向き、詳しいお話を聞いていただきました。依頼する事を決めた帰りの新幹線では、30年ぶりの会社との接触に不安と好奇心で身の引き締まる思いでした。
 相手会社代理人との何回かの面談や裁判所への出頭を覚悟しましたが、ウェブ裁判になりました。30年前の裁判のトラウマを抱える私にとっては好都合でした。
 また先生方には全てをお任せする事が出来、裁判所に提出する書類や期日の報告も丁寧にきちんと連携してもらえました。私の為に奮闘して頂いた藤井先生、関口先生には本当に感謝しております。私自身が小説「少数株主」の登場人物になれたのです。
 牛島総合法律事務所の先生方と相手会社代理人の、経験・力量の雲泥の差がはっきりと分かる裁判でした。お願いして本当に良かったと思っております。

結果

 私自身創業に関わった会社を傷つける事なく、私も納得のいく株価で和解する事が出来ました。息子に負の遺産を遺さずにすみます。会社の実情が垣間見えたのも良かったです。心の決着がつきました。

少数株主の皆様へ

 非上場会社を支配している株主は、少数株式は買い取らなくてもいいと考えます。
 何の支障もないと。それゆえ、非上場会社の少数株式の売却は難しいと考える弁護士さんが大多数です。1年更新契約の弁護士さんでは、少数株式の案件は難しいと思います。
 成功報酬で受任してくださる牛島総合法律事務所は、少数株主にとっての救世主です。
 考えてみれば、婚姻両家の協力で創業した会社です。株式数配分を同等にしておくべきでした。しかし当時は、女性は嫁ぐという風潮でしたから当然の配分でした。
 多様性が重んじられるこの現代こそ、弱者に目を向け、光を当てて尽力される牛島信先生のような方が本当に必要なのだと思います。