【非上場会社 株式 売却事例】斉藤健二(仮名)様:小売業、3.7%の少数株主

自己紹介

29歳の時に会社経営をしていた父の死去に伴い、東京でのサラリーマン生活を送っていた私に、先に後を継いでいた兄からの会社を共にやらないかとの誘いを受入れ、地元に戻り会社を継ぎました。当初は入った会社が大赤字の会社でしたが何とか5年で立ち直せました。しかし、母が亡くなった時の相続等により、兄が子会社3社(私が経営していた会社を含みます)を統括する持株会社の株式を50.1%有することになりました。その後、経営者として30年間がむしゃらに会社の財務体力の強化を目指し頑張っていたのですが、60歳の時に半強制的に会社を去ることになってしまいました。そのため、私が所有していた会社の株式を譲渡しようとしたのですが、提示を受けた金額は、私が経営者として頑張った会社の評価としてはあまりにも低いものでした。そこで、地元の3名の弁護士に相談したのですが、地元の有力者である兄に恐れをなして断られてしまいました。

牛島総合法律事務所に依頼したきっかけ

田舎では私の依頼にこたえられる弁護士はいないことが判明し途方に暮れているときに、インターネットで牛島先生の著書「少数株主」が目に留まり早速取り寄せて瞬く間に読み終えてしまいました。読破した後にこの先生はこの分野のプロフェッショナルだと直感して直ぐに事務所へメールを出しましたら、翌日にはご担当の弁護士から返事があり、直ぐに面談の運びとなりました。その際に私から、30年間頑張って会社の価値を高めようとした結果の株価があまりにも低く納得がいかない、適正な価格での売買をしたいとの要望を聞き入れてもらいました。

事務所の対応

田舎の弁護士事務所のように単独か又は2名で引き受けるのではなく、牛島事務所は「少数株主対策チーム」というしっかりとした専門チームがあってあらゆる事例に対応できるようになっておるように感じられましたので非常に安心感を覚えました。実際裁判が始まってからも、専門の会計事務所へ4社の会社の価値評価を依頼しその評価額がそれぞれ適正なのか会計士又はそれ以上の知識で検証頂けました。その際も私に分かり易く説明して頂け、必ず確認し次の段階の説明をされて納得してから次のステップへ進むという依頼者目線でのご対応でした。

株式の売買を実現できました

コロナ禍での裁判で解決まで2年4か月を要しましたが、その際も決して気を緩めず対応して頂き、後半は相手側の弁護士からは反論が出てこない状況になったように終始こちら側が主導権を握る展開になりました。例えば所管が地方裁判所であるため裁判官はこのような事案に不慣れであり、外部の専門委員に価格を諮問した際も専門委員に鋭く質問をし、真摯な対応で適正な価格を導いて、結局相手側がした提示金額の2.7倍で売買することができました。この価格については、事例を多く経験されている先生方のアドバイスもあり私も納得した次第です。

弁護士費用について

弁護士費用についても、私の状況を十分にご考慮して頂きました。
目的が達成されるまでは報酬は無しでよい、ということでした。
依頼者の経済状況もよく理解されてのご判断に頭が下がる思いでいっぱいでした。

最後に

私のように長年グループ全体の価値増大に携わってきた経営者も多いと思います。その際には、複数の企業の価値方法が違うとか、複雑な作業と考察が必要となりますが牛島総合法律事務所のように専門チームでご対応頂くと、難解な事例でも一つ一つ絡まった糸を解すように解まで導いて頂けることを今回強く感じました。
今回、牛島総合法律事務所に依頼して本当に良かったと心から思います。